美容オイルでスキンケアする女性

美容オイルによるスキンケアが人気ですが、美容オイルの役割や効果、美容液との違いなどを理解しているでしょうか。

今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の

「美容オイルなどのコスメでアンチエイジングはできるの?」
を参考に、美容オイルのスキンケアやエイジングケアでのはたらきや役割などをご紹介します。

「美容液でアンチエイジングができるのというのは本当なの」
「美容オイルの役割や効果が知りたい」
「美容オイルの使い方や美容液との違いが知りたい」

など、気になる方はぜひご覧ください。

 

アンチエイジングとエイジングケアってどう違うの?

アンチエイジングとは、老化に対する対抗(抗老化)を意味します。
身体やお肌を少しだけ前の状態に戻したり、身体や老化の進み方を何もしない場合より緩やかにしたりすることです。
その手段として、医学的治療、民間療法、食べ物、運動、美容などがあります。また、ストレスが少なく、笑いのある充実した生活を送ることもアンチエイジングでは大切です。
一方、エイジングケアとは、加齢による肌のエイジングサインをケアしたり、予防したりすることを意味します。エイジングケ化粧品で、表皮や真皮の衰えによるエイジングサインが目立つ前から予防することができます。つまり、化粧品では年齢に抗う「アンチエイジング」はできず、できるのは予防美容である「エイジングケア」です。

 

美容液と美容オイルの違いは?

保湿には、「水分を与える」「水分を保持する」「水分の蒸発を防ぐ」の3つのプロセスがあります。
美容液とは、保湿成分、エイジングケア化粧品成分、美白成分などを、その目的に合わせて凝縮して配合したスキンケア化粧品で、保湿プロセスのうちの「水分を保持する力」に有効です。
自分の肌質や肌悩み、配合成分を理解し、自分に合った美容液を選ぶことが大切です。
一方、美容オイルとは、皮脂の成分と同じか、それに近い成分が含まれたもので、保湿プロセスのうちの「水分の蒸発を防ぐ」に有効です。
美容オイルにはさまざまな種類がありますが、例えば、ホホバオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、アルガンオイル、馬油、スクワランなどです。
さらに、美容オイルには以下のような効果もあります。
・お肌の表面にある皮脂や皮脂膜の油分と美容オイルがなじむことで、お肌を柔らかくしっとりさせます。
・角質層に浸透し、お肌の油分を増やすことで角質細胞間脂質をサポートして、お肌にハリやツヤを与えます。
・美容オイルの油膜が皮脂膜とともに重なることで、バリア機能を高めます。

美容オイルは、それだけ使ってもスキンケアが万全ではありません。
基礎化粧品には、さまざまなタイプのものがあり、配合成分や使う素材などで少しずつ特徴が違っていて、保湿における役割も少し違います。
だから、自分の肌質や今の肌の状態を見極めながら、他のアイテムを一緒に使うことも検討しましょう。
クレンジングや洗顔後に、「化粧水→美容液→乳液→保湿クリーム→美容オイル」という順番を守ることで、しっかりと保湿ができ、美容オイルの効果が発揮できます。

 

まとめ

美容オイルと美容液の役割や使い方の違い、さらに、美容オイルの使い方や正しい順番などをご紹介しました。
残念ながら美容オイルでアンチエイジングはできません。しかし、年齢に応じたお手入れであるエイジングケアは可能です。
また、エイジングケアで、しっかり保湿することで、年齢を感じさせないエイジレスなお肌を手に入れることも可能です。
この記事を参考に、美容液と美容オイルを効果的に活用して、エイジングケアを行ってください。