さまざまな種類の基礎化粧品

基礎化粧品の主要なアイテムは、化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの4種類です。
基礎化粧品の役割の違いやつける順番を理解することが、正しいスキンケアやエイジングケアには大切です。

今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?」を参考に、化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの種類による配合成分や役割の違い、つける順番をご紹介します。

「さまざまある基礎化粧品の違いや役割を知りたい」
「なぜ基礎化粧品をつける順番が大切なのか」

など、気になる方はぜひご覧ください。

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリーム、それぞれの役割は?

化粧水の主な役割は、肌に水分を与えることと水溶性の保湿成分で水分の保持をサポートすることです。
美容液の役割は、水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分を凝縮して配合し、水分の保持をしっかりおこなうことです。
乳液の役割は、水分を保持することと油分で水分の蒸散を防ぐことです。
保湿クリームの役割は、乳液と同じですが、乳液よりも油分が多いのが一般的です。

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリーム、それぞれの成分は?

化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの基本的な配合成分は同じで、基本構成は次のとおりです。
・水
・水溶性の保湿成分
・油溶性の保湿成分(エモリエント成分)
・機能性成分(エイジングケア化粧品成分)
・界面活性剤
・防腐剤(フェノキシエタノール、パラベン)
・そのほかの成分(香料・着色料・アルコール・増粘剤など)

それぞれの基礎化粧品の違いは、主に水、水溶性の保湿成分、油溶性の保湿成分の配合比率です。
配合成分の知識を持つことで、それぞれの化粧品の全成分表示を見れば、ある程度化粧品の特徴を理解することができます。

化粧水の成分は、80%以上あるいは90%以上を水が占めています。
そのほか、水分を吸着する成分や水分を抱えこむ保湿成分が配合されています。
一方、油溶性の保湿成分は配合されないか、配合されても微量です。

美容液の成分は、80%程度が水のものが多いです。
美容液には、水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分が凝縮されて配合されています。
一般的には、保湿力の高いセラミドなどの成分が高濃度で配合されます。

乳液の成分は、70%~80%程度が水のものが多いです。
乳液には、水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分がバランスよく配合されます。
一般的には、油溶性成分が、美容液より高く保湿クリームより低い割合で配合されます。

保湿クリームの成分は、60%~70%程度が水のものが多いです。
保湿クリームには、水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分がバランスよく配合されます。
一般的には、油溶性成分が、乳液より少し高い割合で配合されます。

さまざまある基礎化粧品を、季節や肌状態、年齢に応じて使い分けることが大切です。

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリーム、それぞれをつける順番は?

化粧水→美容液→乳液→保湿クリームの順番で使うのが基本です。
肌に油分が乗っていると水や水溶性の成分が浸透しなくなるため、水溶性成分の配合比率の多いものが先、油溶性成分の配合比率が多いものが後なのです。
この順番を守って使うことで、それぞれの基礎化粧品の役割を果たすことができます。

 

まとめ

化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割や配合成分の違い、つける順番をご紹介しました。
基礎化粧品は、役割や配合成分、つける順番を正しく理解し使うことで、最大の効果を発揮します。
この記事を参考に、基礎化粧品を正しく使って美肌をめざしましょう。